凸版印刷株式会社様
印刷分野をベースとして、幅広いソリューション展開を行う凸版印刷株式会社様。OEMパートナーとして、広告主クライアント様の様々な課題解決にフリークアウトが提供するモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」や位置情報マーケティングプラットフォーム「ASE」をご活用いただいています。
今回、北海道事業部の伊藤様に導入を決めたきっかけや経緯、活用事例などをお話いただきました。
伊藤 啓仁 様
凸版印刷株式会社 東日本事業本部 北海道事業部
北海道TIC部
2012年に凸版印刷株式会社へ新卒入社。関東・北海道での営業経験を経て2018年より現職。
WEB広告をはじめとするデジタルマーケティング領域全般の企画プランニング・データ分析・ディレクションを担当。
2020年よりフリークアウトとのOEMパートナーシップを結び、WEB広告を北海道事業部の主力事業の一つとするべく、セールスや運用体制の整備に取り組む。
弊社は強みである「印刷テクノロジー」をベースに、「情報コミュニケーション」「生活・産業」「エレクトロニクス」の3つの事業を行っている会社です。
1900年の創業以来、長きに渡って印刷分野に取り組んできたことは強みです。折込チラシやDMなどのオフラインの媒体を取り扱ってきたベースに加え、デジタルなど幅広い領域にも展開を進めているため、クライアント様や一般消費者のニーズに適したメディア提案が可能です。
弊社のDX事業の拡大をミッションとしています。直近は広告事業を一つの事業として収益の柱にしていくことを目指しています。
デジタルの分野では広告はもちろん、マーケティングやインフラなどの領域でも収益を得られるよう、部署全体で積極的に取り組んでいます。
凸版印刷株式会社様 コーポレートサイト
フリークアウトのプロダクトをOEM提供いただき、多様なターゲティングニーズを実現する凸版印刷のオリジナルDSP「NORTE Ad」、位置情報データプラットフォーム「NORTE Geo」として、様々なクライアント様にご活用いただいています。
弊社の電子チラシメディア「Shufoo!」の来訪データをDSP配信に活用し、「NORTE Ad」のメニューとして販売しています。
また、「ASE」の持つ推定居住地データを弊社の保有するGISツールに取り込み、国勢調査や家計消費などのデータと組み合わせたレポートを作成し、エリアマーケティングの最適化提案に活用しています。
「NORTE Ad」 サービスサイト
「ASE」の持つデータとGISツールを活用した「来店顧客分布」レポート(イメージ図)
当時はデジタル広告の案件も少なく、凸版印刷としてデジタル広告領域の強みを持てず、日々他社の広告代理店との差別化を模索していました。
東京本社に比べ、地方の事業部はデジタル広告のノウハウや部署の体制などが整っていないことも課題としてありました。また、地方のクライアント様だと予算規模が大きくない案件も多く、少額からトライアルできるサービスがあれば提案もしやすいのではないかと考えていたんです。
フリークアウトのプロダクトを導入することになった決め手としては3つほどあります。
1つ目に、導入の際の初期費用のコストが少ないこと。短期での投資回収の見込みが立てやすい費用感でしたので、社内稟議でもすんなり承認されました。
2つ目に、自社サービスとして販売できること。デジタル広告においての自社の強みを拡大することができるためです。また、運用を自社で行うことでの運用ノウハウの蓄積や利益の確保につながると考えました。
3つ目に、「ASE」の機能です。弊社が積み上げてきた折込チラシやDMなどのエリアマーケティングのノウハウを、位置情報のプラットフォームである「ASE」と組み合わせることで、最大限活用できそうだと考えました。
社内のマインドの変化を一番に感じています。
導入したことでまず、凸版印刷としてのデジタル広告の強みができ、自分たちのサービスであることが社内にしっかりと認識されました。印刷分野をメインとし、「デジタル広告」と聞くだけで敬遠してしまっていた営業メンバーも、今となっては「NORTE Ad」の拡販に率先して取り組んでくれています。
また、管理画面の使い勝手も良いです。特に「ASE」の管理画面は選択できる項目も多く、ポリゴンをフリーハンドで作成できるなど自由度の高いUIになっており、使いやすいです。
フリークアウトの方の対応も丁寧で、サポート体制にも満足しています。
導入の段階でもオンラインで管理画面を映しながらレクチャーいただいたり、複数回に渡って勉強会を開催してくださったので、社内メンバーの理解も早かったと思います。
北海道という土地柄、お土産菓子のメーカーや流通小売店のクライアント様が多いです。新型コロナウイルス感染拡大の影響でお土産の売上がかなり落ち込んでしまったこともあり、EC通販に力を入れられています。こうしたデジタルの施策に「NORTE Ad」をご活用いただく機会が増えました。
また、物産展や百貨店への来店コンバーション計測を含めた広告配信を実施した事例は、他メーカー様にも非常にご興味を持っていただいています。
こうした北海道事業部での成功事例を、全国の他エリアのクライアント様にご紹介させていただく機会も増えてきています。
先ほど申し上げたとおり、お土産菓子などの食品メーカー系のクライアント様が多いため、商品パッケージなどの印刷系の案件がダイレクトに影響を受けました。
一方で、上記のクライアント様からはデジタル広告やデジタルマーケティング関連の引き合いが増えるようになりました。事業部全体としてはマイナスの影響が大きかったですが、DX事業としては伸長していった1〜2年です。
印刷物がどんどん減ると言われている世の中で、デジタルなど非印刷事業を拡大することで生き抜いているのが弊社です。
変化の激しいデジタル広告業界ですので、これからも時代の変化に即したプロダクトをどんどん生み出していって欲しいです。常に業界の先頭を走っていただくために、弊社としても協力していきたいと思っています。
※2022年2月時点の内容です。
フリークアウトのOEMについて詳しくはこちらをご覧ください。
自社のデータを活用し、他社が模倣できない独自の在庫データを創造する
北陸エリアで強みになる『位置情報ターゲティング×「TVer」配信』
分かりやすい管理画面と手厚いサポート体制
自社で運用でき、経験と実績を積める
多数あるCV計測の種類と良質な配信面の多さが魅力
「ASE」の圧倒的な取得可能UU数と配信面・在庫の豊富さが魅力
自分たちで自由に決められる、OEM契約のメリットが決め手
管理画面の操作性と整ったサポート体制が魅力